道楽@通信

道楽@通信《セミリタイアで自由な生活》

セミリタイアを実現し労働に依存しない自由な生活を支援するためのブログです。

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【自給自足生活】

セミリタイア後に自給自足生活を思い描いている方はいるでしょう。

自分で野菜などを植え育てて食す。

鶏を飼えば毎日新鮮な卵が食べられるなど憧れますよね。

 

沢から水を引いたり井戸を掘ってみることもできます。

毎日が生活のための活動ですから充実した時を過ごせます。

晴耕雨読も夢ではありません。

 

【踏み出せるか】

自給自足生活を考えているとしても中々踏み出すことはできません。

農に限らず畜産や山林・漁関係を主にした自活生活もありますが、

一般的には農作物耕作を中心にした自給自足生活だと思います。

憧れの自給自足について考えてみたいと思います。

 

先ずは耕作地なりの土地が必要です。借地でも可能です。

自宅が別にあって通うこともできますが現地に住むのであれば住まいの確保も必要です。

規模はどの程度の耕作をするかにもよりますし、収益を目指すかによっても変わってくると思います。

 

色々勉強して土作りから始め徐々に収穫も増えていくのでしょう。

収穫ができた時の喜びは格別のことと思います。

さらには耕作地も増やしたり希望は広がります。

 

試し移住から始めるのも良いかもしれません。

また家族がいる場合の問題は解決しなければなりません。

独り者の場合や単身移住する場合もありますが家族でとなると一大事です。

先ずは家族の賛同が得られなければできません。

 

【生活費の確保】

もう一つ大きな問題があります。生活費の確保です。

大規模農業を目指すのであれば別ですが小規模の耕作では自給にも満たない収穫でしょう。

売り物の作物を作ったとしても僅かな収入にしかなりません。

 

何らかの生活費があっての自給自足まがいのことはできます。

近年では通勤しなくとも自宅でできる仕事は多くあります。

兼業農家(農家ではありませんが)に近いものであれば現実味が出てきます。

 

【自給自足は成立しない】

抑々自給自足生活が成立するかとなると成立しません。

歴史的にも明らかです。

農家の例では大規模農家は別として小規模農家では生活が成り立たないのです。

自家消費で大部分がなくなってしまいます。

僅かな作物を作って売ったとしても生活はできません。

 

なので生活費を稼ぐために兼業するのです。

平日は街に出たりして働き農作業は土日にします。

現在の農家の多くは兼業でしょう。

 

或いは農繁期に出稼ぎに出ます。

建築土木業界には今でも出稼ぎ労働者は多いのです。

飯場には出稼ぎの人は多くいます。

 

漁業の出稼ぎ場跡に行ってみたことがあります。

近年まで使われていましたが、

酷く環境が悪い飯場で働かされていたようです。

 

【兼業という方法】

どんな状況でも働かなかったら家族は食えなかったのです。

小規模農家は現在では外に働きに出た方が収入になるので寧ろ勤務労働で生計を立て耕作は合間でやっていることが多くなっています。

さらには耕作をやめることもあります。耕作放棄地が増えていることでもわかります。

 

つまり農家でさえ自給自足生活は成り立たないのです。

しかし自足生活への憧れはあるものです。

何らかの収入源を確保すれば片手間の農作業は可能です。

 

現在では家庭内ででも出来る仕事は多くありますので工夫次第です。

生業があって少しの野菜や家畜を育てて生活をする。

自給自足とはほど遠いとは思いますがひとつの生活のカタチです。

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