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道楽@通信《セミリタイアで自由な生活》

セミリタイアを実現し労働に依存しない自由な生活を支援するためのブログです。

早期リタイア後の生活費はいくら必要ですか? b12re1

【リタイア後の生活費は】

リタイアした後の生活費ですがどのくらいかかるでしょうか。

これは定年のリタイアでも早期のリタイアでも共通の問題です。

生活の質や家族構成などがありますので各人で算出するしかないと思います。

考えていないと破産します。

 

近年老後破綻などというニュースを耳にします。

老後ではなくても早期リタイアでも同じです。

何とかなるだろうと安易に考えていた結果です。

 

収入源が無くなるというのはどういうことか理解できますか。

あるだけの資金で生活していかなければならないんですよ。

また年金だけで生活するのは抑々無理があります。

 

早期リタイアを考えたときに生活費が最も気になるところでもあります。

生活費が無くなったらその時は働けばいいかというのもありです。

セミリタイアにするなど何らかの方法はあるのもです。

それにしてもどのくらいの費用がかかるのでしょうか。

 

【将来を考える】 

将来のことなどわからないかもしれません。

家族のライフスタイルはどのように変化するかもわかりません。

経済もデフレになるかインフレになるか専門家でもわかりません。

 

 いつ病気になるか。

何歳まで生きられるのか。

何もわからないのでは将来設計ができませんしリタイアもできません。

 

リタイアするための資金については、

巷ではいくらかかるとか色々な数字が出ていますがどうなのでしょうか。

専門家でも区々です。

不確定要素が多く当然といえば当然です。

 

【リタイア後の生活費を計算してみる】

無謀ですが敢えて計算してみたいと思います。

計算といっても仮定ですし独断で根拠も乏しいので参考にならないかもしれません。

ですが取り敢えずでも計算してみないことには先に進めません。

 

時代が数十年違えばの貨幣価値も変わると思いますのでここは現在感覚の貨幣価値としてみます。

 

条件ですが

住まいは持ち家か賃貸か。

家族構成は。

何才でリタイアしたいか。

負債はあるか。

年金は払っているか。

寿命は。

月々の生活費はどのくらいか。

等々

 

まだまだあると思いますがこれらを仮定しなければ計算はできません。

住まいは大きな問題です。

住宅ローンがあったり賃貸では生活費に占める割合が大きいからです。

 

家族構成ですが現時点と将来では変わる場合もあります。

独身なのか家族かで生活費は大きく違います。

私事ですが家族は最大5人です。

 

【何才でリタイアしたいですか】

何才でセミリタイアしますか。

リタイアができるようになったらとか曖昧にしているとまず実現不可能かと。

必ず目標は設定しましょう。

あまり遅い年令ですとリタイアの意味は薄らぎます。

 

ここでは40才としてみます。

セミリタイアの目的は労働を辞めることではなくその後のセカンドライフです。

人生を20年ごとに区切ってみても丁度良い節目でもあります。

 

【負債について】

負債があるかどうかです。

負債は住宅ローンやクレジットなどのことです。

早期リタイアをするとしたら負債は障壁になってしまいます。

負債があるのとリタイアが出来ることは相容れないからです。

 

【生活費はいくら必要か】

月々の生活費ですがこれも悩ましい問題です。

生活の質にもよりますのでこれは個々で決めましょう。

取り敢えずでも金額は把握しておくことです。

 

ここでは平均年収で計算してみます。(あくまで計算上です)また簡易的なものです。

ある年に発表された平均年収は422万円だそうです。

正社員だけなのか派遣や日雇いなども入っているのか分かりません。

内容を見てみますとボリュームゾーンでは300万円台です。

高額収入の方々が数字を押し上げているのでしょうか。

 

年収が422万円ですと手取り額はどのくらいでしょうか。

12割は引かれますから1.5割として手取り360万円としてみます。(計算上の都合です)

また生活費は年に200万円あればよいとすれば約1/2600万円は必要だとすれば約1.5倍にしてみましょう。

 

【寿命は100才?】

寿命は何才としますか。

寿命などわかりませんが想定するしかありません。

平均寿命(80才代)が発表されています。

 

しかしこれは若年からの死亡者数と生存している高齢者の均衡で計算されるそうですので現実の平均寿命ではありません。しかもその年に誕生した子供の平均余命なのだそうです。

保険や国力などの計算用でしょうか。

 

敢えていうならば病気や事故を含めた平均寿命には近いかもしれません。

病気や事故を含めては本当の寿命とはいえません。

もし平均としてみたらもっと長生きをする人はいるわけです。

(何とかプランナーとかの殆どの方はこの数字を平均寿命として算出しています。平均より長生きをしている人のことも考えるべきです) 

 

思うに90才代までにで亡くなれば何らかの病名が付くようです。100才を越えたら病気であっても老衰でしょうか。

であれば寿命は男女とも100才としておきましょう。

 

【生活費の計算】

生活費ですから年々少なくなります。ここでは20年ごとに1/3減らしてみます。

40才~60才=360万円/

60才~80才=237万円/

80才~100才=156万円/

となりますのでトータルは約1.5億円になります。

(私の場合ですが妻とは二回りほど離れていますので妻の分としてあと20年分は加えなければなりませんので約1.8億円になります)

 

物価指数ですが誰も60年後は分かりません。

ここでは過去60年前から現在までの指数を使ってみます。60年前からですと約5.5倍になるのだそうです。これを今後の60年後に当てはめてみます。

 

ただし生活費ですから年々消費していくのと前半に多く消費しますので物価指数5.5×1/280%にしてみます。

計算しますと約3.3億円になります。

この物価変動分を加算するかどうかですが、加算しないと破綻します。

 

【アーリーリタイア後の生活費の合計は3.3億円です】

現在40才の人がアーリーリタイアをする場合の必要資金は約3.3億円です。

この金額が適正なのかや各条件の設定がおかしいのかはわかりません。

しかし生活費ですから生活していく以上は必要なものです。

 

リタイアを思い立ったら生活費の想定はすべきです。

何とかなるだろうでは無謀です。

生活費は想定により大きく違ってきますので各人で算出してみましょう。

 

【年金がある人は】

年金がある人もいます。

年金を考慮するかどうかはわかりません。

将来は減額になるのかはては年金制度が破綻してしまうのかも分かりません。

 

もともと年金は無かったのです。

数十年前に老後生活の互助からはじまり当初は毎月1万円、その後は毎月5万円だったそうです。

年金はあくまで生活の補助ですので年金だけで生活するのも無理があります。

 

支給されるとした場合の仮定で計算してみます。

ある年のある資料では厚生年金の月平均支給額は14.5万円、国民年金5.5万円になるそうです。勿論各人によって異なります。

 

夫婦が同じ年齢であれば同時に死亡とします。

妻との年齢差がある場合はその分を加えましょう。

私の場合は妻とは2まわりほど離れていますので20年分を加えます。

加えないと妻が路頭に迷います。

 

では計算してみます。

条件は夫が40歳まで20年間を厚生年金、60歳までの20年間を国民年金、妻同年齢で40年間国民年金としてみます。65才から支給された場合とします。(あくまで計算上です)

 

夫:(14.5/2+5.5/2)x35年=4200万円

妻:5.5万x35年=2310万円

合計6510万円となります。

 

将来の年金額の変動ですがこれもわかりません。

ある資料では約45年前との比較で約4.3倍になったという数字がありました。

この数字ですと物価指数の変動に近いかと思います。

 

年金の変動を物価指数と同じ60年で5.5倍にしてみます。

5.5倍の1/2になりますので計算しますと約1.8億円になります。

先に算出した3.3億円から年金分1.8億円を引いてみますと1.5億円になります。

 

【アーリーリタイア時の必要資金は1.5億円です】

つまり40才でアーリーリタイアをする場合は1.5億円あればできることになります。

この条件・金額は仮定ですし誤っているかもしれません。生活の質も全く違いますので各人で計算してみましょう。

 

※生活費の計算をしてみましたが、仮に資金がある場合で箪笥預金をしている人はいないと思います。このブログは胡散臭いお得な情報を売るものではなく単なるブログです。そうした話はできませんので各自で考えるしかありません。

 

上記の計算方法では死亡時に残額はゼロとしています。

多少は資産を残しておきたいものです。

葬式代くらいといいますがもう少し残しておかないと子孫は墓参りもしてくれません。