道楽@通信

道楽@通信《セミリタイアで自由な生活》

セミリタイアを実現し労働に依存しない自由な生活を支援するためのブログです。

労働者が社会を支えている b11r8

【労働と社会】 

労働と社会などというと小難しくなってしまいますがユルイ内容です。

産業は労働力によって成り立っています。産業と労働は不可分の関係です。

産業が成長すれば経済も発展し社会が成り立ちます。

 

産業がない或いは未発達の地域には労働する事自体がないのでしょうか。

人がいなければ労働自体ありませんが人が集まればそれなりの労働は発生します。

労働の内容は地域性などにもよりますが何らかの労働は発生します。

 

労働を求める者と労働を提供する者がいればいいわけです。

産業が未発達な場所であれば労働の内容は一次産業に近いものかもしれません。

いつの世でもどこの場所でも労働は発生します。

 

【奴隷の仕事】 

奴隷とは良くない言い方のようですが使われ方にもよります。

奴は使用される者のことで隷は所属することです。

決して悪い意味ではなく悪く使われているだけです。

主従であっても両者の利害が合致する関係であれば問題はないのです。

主の立場を利用して一方的に不利な関係性を求めるから問題になってくる。

 

 その昔労働は奴隷またはそれに類する者たちの仕事だったといいます。

誰の仕事をするかといいますと使用者です。使用者とは主従の関係でした。

これを奴隷労働者といったそうです。

 

歴史を見ても奴隷の立場は非常に弱くしかも拘束されてもいたという。

そして奴隷は奴隷でしか生きられなかった。

現代でもこういった制度は残っている地域もあります。日本でも近年までは存在していたそうです。

それはその地域の風習であって外野がとやかく言うことではありません。

 

近頃でも労働者と所属会社の間で奴隷契約だったなどと問題になったことがあります。

職人や芸などの世界では丁稚や弟子から始めなければならず完全に奴隷契約だと思います。

主従の力関係ですがいつの世にもあることです。

 

【解放奴隷】

ある頃から支配者は奴隷を直接管理することはしなくなった。

奴隷の街をつくり全ての活動は奴隷たちの自主性に任せた。

そこでは拘束もされず労働さえすれば自由に生活ができたのです。

 

自分たちで物を作り店を作り買い物をし働いて遊ぶこともできた。

労働さえすれば賃金を貰え自由に使えた。

労働が終われば酒場にも行けた。今でいうパブや居酒屋です。

 

街を守るのも奴隷にさせた。

奴隷の管理や教育も奴隷にさせた。

今でいう軍隊や役所・学校などです。

 

支配者は全体の管理をすればよく奴隷たちの街は発展して都市になっていった。

奴隷たちはその街から出ることもできたが出ていかなかった。

何故ならそこにいて労働さえすれば生活ができ遊べることもできたからです。

しかも安全で天国のようだったはずです。

 

奴隷の街ではあったがひとつの生活圏ができた。

奴隷は労働者としてなくてはならない存在だったのです。

これを解放奴隷というそうです。

 

【自由奴隷】

このようにして出来上がった都市は各地に広がりがその後の近代都市へ発展していったことは想像できます。

機能的には現代の都市と全く同じです。

そしてこの奴隷労働者が現代の労働者へと繋がっていったのです。

現代では支配者はいませんので言うならば現在の労働者は自由奴隷でしょうか。

このように見てみますと昔も今も労働者は奴隷なのです。